ローズマリーは、すっきりとした清涼感のある香りが特徴のハーブです。料理の香り付けなどに使われるほか、葉や花から抽出した精油は空間の香りづけにも役立ちます。
ローズマリー精油にはいくつかの種類があり、それぞれ香りの特徴が異なります。また、空間に香りを広げるだけでなく、身近なアイテムの香りを加えたりと、さまざまな方法で楽しめるのも魅力です。
今回は、ローズマリー精油の基本知識から、おすすめな使い方・相性の良いアロマオイル(精油)まで詳しく紹介します。
※この記事での「アロマオイル」は、生活の木の正式名称で「エッセンシャルオイル・精油」に該当し、香りを楽しむために人工的に作られた「ブレンドオイル」は含まれません。また、「アロマ」はそれを含む香りを楽しむもの全般とします。
1. ローズマリーとは?

ローズマリーとは、主に地中海沿岸地方を原産とするシソ科の常緑低木です。細く針のような葉と青色の花が特徴で、古くから料理用のハーブや香料などとして幅広く親しまれてきました。学名の語源はラテン語の「ros marinus(海のしずく)」とされています。
ローズマリーオイル(精油)は、基本的に葉や花などから水蒸気蒸留法によって抽出されます。フレッシュで清涼感のある、すっきりとしたハーブ調の香りが特徴です。主な産地として、フランスやスペイン、クロアチア、チュニジア、モロッコなどが挙げられます。
また、ローズマリー精油には、生育する土壌や気候などによって成分構成が異なる「ケモタイプ」があります。主要成分には1,8-シネオールやカンファー、α-ピネンなどがあり、ケモタイプによって各成分の含有割合が異なります。
2. ローズマリー精油の主な2つの種類

ローズマリー精油とひとくちに言っても、含まれる成分の構成比によっていくつかの種類に分けられます。
ここからは、代表的なローズマリー精油である「ローズマリー・シネオール」と「ローズマリー・カンファ―」について紹介します。
2-1. ローズマリー・シネオール
ローズマリー・シネオールは、主要成分として「1,8-シネオール」を多く含むタイプです。一般的に広く流通しているローズマリー精油のひとつで、カンファーやα-ピネンなどの成分も含まれています。
香りは、ローズマリーらしいハーブ調の香りに、すっきりとした清涼感を感じられるのが特徴です。クリアで爽やかな香りを楽しみたいときに取り入れやすいでしょう。
▶ローズマリー・シネオール精油/Rosemary cineole
2-2. ローズマリー・カンファ―
ローズマリー・カンファーは、「カンファー」を比較的多く含むタイプです。1,8-シネオールやα-ピネンなども含まれています。
ローズマリー・シネオールと成分構成が似ているものの、比較的濃く力強い香りが特徴で、シャープで清涼感のあるハーブ調の香りを楽しめます。同じローズマリーでも香りの印象が異なるため、好みや組み合わせる精油に合わせて選ぶのがおすすめです。
▶ローズマリー・カンファー精油/Rosemary camphor
3. ローズマリー精油のおすすめな使い方

ローズマリー精油のすっきりとした清涼感のある香りは、専用のアロマアイテムを使う方法から、普段使っている身の回りのアイテムに香りを添える方法まで、さまざまな楽しみ方ができます。
ここでは、日常生活に取り入れやすいローズマリー精油の使い方を3つ紹介します。
3-1. 空間に香りを広げる
ローズマリー精油のすっきりとした香りを部屋全体に広げたい場合は、アロマディフューザーやアロマストーンなどの専用アイテムを活用するのがおすすめです。香らせたい範囲や使う場所に合わせて選ぶと良いでしょう。
●アロマディフューザー
アロマディフューザーは、精油の香りを空間に広げるためのアイテムです。「アロモアミニ ポータブル ウッド」は、精油瓶を直接取り付けて使用するタイプで、水を使わず精油本来の香りを楽しめます。
●アロマストーン
アロマストーンは、ストーンに精油を垂らし、自然に揮発する香りを楽しむアイテムです。火や電気を使わず、精油を数滴垂らすだけで使えます。「アロマストーン スポット」は、シンプルながらも六角形のフォルムが印象的で、インテリアのちょっとしたアクセントとしても取り入れやすいデザインです。
●アロマキャップ
アロマキャップは、精油瓶に直接取り付けて使用するアイテムです。「Hinokiアロマキャップ 丸」は、キャップを装着した精油瓶を傾けてオイルを染み込ませるだけで、ヒノキから自然に広がる香りを楽しめます。お手入れ不要なため、手間をかけずに香りを取り入れたい方にもおすすめです。
上記のほかにも、身近なアイテムを使って香りを広げる方法もあります。例えば、トイレットペーパーの芯に精油を垂らしたり、水で湿らせたティッシュに精油を垂らして細かくちぎり、掃除機で吸い取って香り付けに活用したりする方法があります。
また、精油を加えた水でぞうきんを絞り、床を拭き上げる方法もあります。素材によっては変色・変質する可能性があるため、使用前に目立たない場所で試しましょう。
3-2. 身近なアイテムに香りをプラスする
ローズマリー精油は、普段持ち歩くアイテムに香りを添えて楽しむこともできます。
例えば、ハンカチやティッシュに少量垂らしておけば、外出先でもすっきりとしたハーブ調の香りを感じられます。マスクに使用する場合は、肌に直接触れない外側に少量を付け、精油が皮膚に触れないよう注意しましょう。
なお、布類へアロマオイルを使用すると、絹等が変色するおそれがあります。大切なアイテムの場合は使用を避けるか、目立たない場所で試してから使うと安心です。
また、名刺や手紙などに香りを添えるのも1つの楽しみ方です。ローズマリーの爽やかな香りをさりげなく添えることで、受け取る方の印象に残る演出にもなるでしょう。紙に精油を直接垂らすとシミになる可能性があるため、別の紙に精油を垂らし、名刺や手紙と一緒に密閉容器などに入れて香りを移す方法が適しています。
3-3. セルフケアタイムに香りを取り入れる
ローズマリー精油の香りは、セルフケアタイムに取り入れるのもおすすめです。特におすすめの楽しみ方としては、ボディートリートメントに使用するほか、入浴時やホットタオルなどに取り入れる方法があります。
ただし、精油の原液をそのまま肌に付けると肌荒れの原因となるおそれがあるため、キャリアオイル(植物油)などで適切な濃度に希釈することが大切です。また、精油の種類によっては入浴時の使用に適さないものもあります。商品ごとの使用方法や注意事項を事前に確認し、適切な方法で楽しみましょう。
4. ローズマリー精油と相性の良いアロマオイル(精油)3選

ローズマリー精油は、清涼感のあるすっきりとしたハーブ調の香りが特徴です。爽やかなシトラス系から、やわらかなフローラル系、清々しい香りの精油まで幅広く調和しやすく、組み合わせる精油によってさまざまな香りの変化を楽しめます。
最後に、生活の木で販売している精油の中から、ローズマリー精油と特に組み合わせやすい3種類を紹介します。
4-1. レモン
レモン精油は、フレッシュで爽やかな柑橘系の香りが特徴的なアロマオイルです。ローズマリーのシャープなハーブ調の香りにレモンのみずみずしさが加わることで、軽やかで明るい印象の香りに仕上がります。
初めてブレンド精油を楽しむという方にも取り入れやすい組み合わせと言えるでしょう。
4-2. ラベンダー
ラベンダー精油は、フローラルな甘さの中にハーブらしい爽やかさを感じられる香りが特徴的なアロマオイルです。ローズマリーと同じハーブ系の要素を持っているため香りがなじみやすく、ローズマリーのキリッとした印象をラベンダーのやわらかな香りが包み込みます。
爽やかさを残しながら、穏やかな印象のブレンドを楽しみたい場合におすすめです。
▶ラベンダー・フランス産(真正ラベンダー)精油/Lavender France
4-3. ユーカリ
ユーカリ精油は、清々しいシャープな香りが特徴的なアロマオイルです。ローズマリーの爽やかなハーブ調の香りと組み合わせることで、すっきりとした清涼感をより際立たせた香りが楽しめるでしょう。
生活の木では、力強くシャープな香りの「ユーカリ・グロブルス」、ややマイルドで穏やかな印象の「ユーカリ・ラディアータ」、レモンを思わせる爽やかな香りの「ユーカリ・シトリオドラ」などを販売しています。好みの香りに合わせて選んでみてください。
▶ユーカリ・グロブルス精油/Eucalyptus globulus
▶ユーカリ・ラディアータ精油/Eucalyptus radiata
▶ユーカリ・シトリオドラ(レモンユーカリ)精油/Eucalyptus citriodora
まとめ
ローズマリー精油は、フレッシュで清涼感のあるハーブ調の香りが特徴です。代表的な種類にはローズマリー・シネオールやローズマリー・カンファーがあり、それぞれ香りの印象や成分構成が異なります。
アロマディフューザーなどで空間に香りを広げるほか、身近なアイテムやセルフケアタイムに取り入れるなど、さまざまな方法で楽しめます。レモンやラベンダー、ユーカリなどほかの精油とブレンドするのもおすすめです。
生活の木では、ローズマリー精油をはじめ、さまざまな種類の精油やアロマディフューザー、アロマストーンなどの関連アイテムを取り扱っています。日々の暮らしに心地良い香りを取り入れたい方は、ぜひ生活の木のアイテムをチェックしてみてください。